底辺ちゃんねる。

底辺住民の暮らしぶりと思考を晒します。

N国党から国民を守る党を結党すべきだと想ふ。

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NHKは怖くないので守って欲しいとは思わないが、N国党からは恐怖しか感じないので守って欲しい。

teihenchannel.hatenablog.com

先日、N国党について好き勝手書かせていただきました。

正直に申しますと、N国党のことを何一つ知りませんでした。メディアから流れてくる上っ面だけの情報を咀嚼して自分なりに思ったことを書きました。

あの記事を書いてからほんの少しの時間でしたが、ほんの少しは彼らのことを知りました。そして思ったこと…。

民主主義の原理原則を守れだなんて、屁理屈をこいたのが恥ずかしくなりました。

彼らはそんな理屈や常識の通用する相手ではなさそうです。単純にチンピラや愚連隊に類するような粗野な集団であり、彼らを支配しているのは熱狂や高揚感のような感情と気分なのかもしれません。

そんな彼らに感じた率直な感想は恐怖です。彼らは国民を守るだのと言っていますがとんでもない。吉本騒動以来話題の裏社会の勢力以上に、一般市民に対して直接的に危険を与えかねない存在のようにも見えます。

そんな彼らは、現在の社会にアピールをするためにYOUTUBEを活用しています。国政政党党首が公式に上げている動画ですので公共性があるものと考え転載させていただきます。

立花孝志氏の公式動画を是非ご覧いただきたい。

先日行われた柏市議会選での街頭演説の動画です。

15分30秒くらいからを注視していただきたいです。党首の立花氏が駆けつけての演説中に、聴衆から「うそつき!」とヤジが飛びます。

それに対し、立花氏と、現柏市議会議員の大橋まさのぶ氏、そして選挙運動に関わるN国党員たちが集団で、ヤジを飛ばした老人を取り囲み恫喝を始めます。

「おいコラ!こいよ!」とても選挙演説中の立候補者と党関係者たちとは思えぬ怒号を発します。選挙運動を中断し、家路に急ぐ老人を執拗に追い回し、恫喝を続けます。

「刑事事件だ!」「逮捕するぞ!」

最終的には、老人がタクシーに乗り込もうとするのを阻止し、警察に突き出したようです。

私はこの動画に恐怖しました。そして、先日の自身のブログでの批判は見当はずれであるように思えてきました。

彼らは理屈が通じる相手ではない。私たちと価値観とモラルを共有していない。モラル的にはモンスターと言える。そう確信しました。

彼らのモンスターな道徳観は、この動画を自分たちで撮り、公式動画として宣伝に使用していることでも明らかです。どう考えても宣伝にはならない否定的な材料しかないはずなのですが、彼らはこの動画を肯定的に捉えているからこそ公開しているのです。

その証拠に動画のタイトルも、「柏市議会議員選挙中に選挙妨害があり妨害者が逃亡を企てたので現行犯逮捕して柏警察に引き渡しました。」となっています。

かのオウム真理教でも、裏では殺人や悪の限りを尽くしても、その行為を包み隠して表向きには体裁を整えていました。ポアだの浄化だのと言いながらも、それらの行為が世間的には悪であると理解をしていたからです。

対してN国党は、この動画における自分たちの悪態を正義だと捉えている。大勢の党員が関わっていながらも、誰一人として注意をすることもなく老人への恫喝と撮影は続き、そして疑問も抱かず動画サイトにアップされた。モラルハザードというよりは、別次元の道徳観を持つ集団であり、一般的な理屈など通用しそうにありません。先日、自分が書いたブログが恥ずかしくなる所以です。

彼らに理屈など通じない。獣の耳に念仏といったところでしょうか。

彼らに理屈や常識が無意味であることは承知した上で、底辺の嘆きを綴りたいと思います。

国民を守る意思などないことがハッキリと映し出されている。

「うそつき!」とのヤジを受けた彼らは、一国民である老人に対し過剰に乱暴な反応をします。まさに彼らに国民を守る意思など到底ないことがハッキリと映し出されており、党名が「うそつき!」であることがわかります。

また、私は先日の記事で、「立花氏は活動家から権力者に立場が変わった自覚がないのではないか?」という風なことも書きました。

しかし、「逮捕するぞ!」の一言と、動画タイトルの「現行犯逮捕」の文言で大いに間違っていたことがわかります。

自分に警察権、逮捕権があると誤認する程度に、大いに、権力を得た自覚があるようです。

国民の税金で飯を食わせてもらい国民のために働くべき公僕風情が、国会議員の権力を拡大解釈し、国民様に逮捕権を乱用したようです。

さて。もう屁理屈をこくのは馬鹿馬鹿しいのですが、それでもこくとします。言うまでもないことばかり、馬鹿馬鹿しいことばかりなのですが。

政党として、政治家として、責を問う。

まず、民主国家の議員ともあろうものが、国民の言質に対し乱暴にも多勢で取り囲むとは何事でしょうか。政党全体で言論弾圧を行っている現場が写されており、許されない行為です。

彼らはファシストなどではないが、やってることはファシズムそのものです。ファシズムが国家ファーストだとするならば、彼らは自分たちファーストでしょうか。最悪極まれりです。民主国家には到底そぐわない行為を行っている以上、即刻退場願いたい。

人間として質を問う。

老人を集団で執拗に付け回し、恐怖感を与えた行為は立派に犯罪的行為に見えます。老人が行ったことは、民主国家の国民に与えられた当然の権利を行使しただけと思いますが。それとも、日本国民に与えられた言論の自由とは、為政者に対し「うそつき!」と叫ぶことも許されぬほどに料簡の狭いものだったのでしょうか。その料簡の狭さは、果たして国民を守るとの党名に相応しいものでしょうか。

また、国民を守るだのと大嘘をつきながら、些細なことで老人に大きな罰を与えようとした。まるでネット上の「切腹しろ!」などという声同様に、罪に対して過大な罰を与えようとする姿勢は個人的には認められない。しかも、それが国民を守るべき国会議員と国政政党の態度となると許せない。

動画の後半で、見るに見かねて止めに入ったお婆さんを大橋議員が恫喝するシーンがあります。普通は腰を低く票を乞う立候補者が、老婆を上から怒鳴りつける画は異様です。

そして何より、全員の動画内の言動の全てが異様です。選挙運動中の国政政党の党員が、みな一様にスマホで動画を撮り続ける。中には覆面プロレスラーのようなマスクを被った者もいる。そして一般市民である老人をネットに晒し上げる。この粗暴な集団が日本の中枢である国会で2%のシェアを有し、国政政党となったことに恐怖します。

国民を守る党に恐怖する。

 N国党こと、NHKから国民を守る党

動画を見れば一目瞭然なように、国民を守るとはただの建前です。

彼らは先ず、日本国民の言論の自由を守ろうとしていません。動画ではヤジを飛ばした老人に実力行使に出ました。TVで彼らに批判的な意見を述べたマツコ氏に対しても同様です。

どちらの行為も言論弾圧そのものであり、国政政党である彼らが国民に与えられた権利を叩き潰そうとしています。

それに対し、NHKを叩き潰すという名目は今のところ口だけです。国民の権利は実力行使で叩き潰す実績があるにも関わらず。党名を変えた方が良いのではないでしょうか。

そして彼らの態度を見ていると疑問に思う事があります。

「彼らが潰そうとしているのは本当にNHKだけなのだろうか?」

日本に生まれて幸せだと思えることの一つに、国会議員や国の悪口が言えるということがあります。私のような底辺暮らしは日々、自然と口から愚痴が垂れこぼれてきますが、それを咎められたことなど一度もありません。

現代日本は、かつてのファシズム国家でもなければ、中国でも北朝鮮でもありません。

言論の自由をはじめ、様々な権利を認められており、それを謳歌して生きています。

私はブログに政治家の悪口を書いたことは一度や二度ではないはずです。もちろん、危険を感じたことなど一度もありませんでした。

ですが…先日N国党に批判的な記事を書いた後、この動画を発見し見終えて感じたものは恐怖でした。

私の住まいは立花氏の故郷に近そうだ…。家を知られはすまいか。もしそうなれば何か起こるだろうか。

そう心配になるだけのインパクトが、この動画には間違いなくありました。

そして、教科書や歴史書でしか見たことのなかったファシズムというものを現実的に体感した気がしました。

今まで恐怖など感じることなく、好き勝手政治家の悪口を言えたことがいかに幸せな事であったかを痛感しました。

N国党から国民を守る党を結党すべきだ!

いや、これはさすがに冗談です。現状では。

ですが、動画の柏市議選でも動画内で悪態三昧の大橋議員が信じられないことに当選を果たしています。N国党がこのまま快進撃を続けるようであれば、N国党から国民を守る党が本当に必要になるかもしれません。

ですが、現状はN国党の粗野な行為があれば、警察に国民を守っていただきたいです。

N国党の選挙活動中に動画のような事例は今後も起こりうることでしょう。もっと大きな惨事が起こる可能性も充分にあり得ると感じます。

その時は、どうか警察のみなさんに国民を守っていただきたいです。

そしてネットを通じて言論の自由謳歌する我々に危険が及ぶようであれば守っていただきたいです。よろしくお願いいたします。

ところで、彼らに既成政党とは違う魅力を感じる人たちがいるようです。

その本質は、単純に彼らがチンピラだってことではないでしょうか。チンピラに既成の政治家には無い魅力を感じ、国政を任せようとしている。馬鹿な真似はよしましょう。

国民の責任に決まってます!

立花氏がマツコ氏に怒っている争点は、「有権者を馬鹿にするな!」ということのようです。

マツコ氏がN国党に投票した人たちに批判的な意見を言ったことを逆手にとって攻撃をしているということですね。

自己の保身ではなく、有権者の名誉のため。一見すると正しく思えますか?

もしもそう思えるなら、N国党の連中と同じく、我々と価値観を共有できない人ってことになってしまいます。今からでも遅くはないので価値観を共有しましょうよ。

先日も書いたのですが、民主主義国家においては国民一人一人が政治責任を負います。

最もわかりやすい例をあげれば、ナチス党とヒトラーを支持し投票したのはドイツ国民であり、ナチスドイツの行ったことに対する責任はドイツ国民にあります。

ドイツ国民は反省すべきであり、批判されることもやむを得ません。

これが民主主義です。

N国党のように国民の言論を守ろうとせず、マツコ氏や動画の老人に対し実力行使に打って出るような乱暴な政党に投票した人たちに責任があるのは当然のことです。

動画内の「逮捕するぞ!」とち狂った発言ですが、彼に議員バッジを与え、逮捕権があるかの如く慢心させたのは有権者です。

N国党の党是である、NHKをぶっ壊すためには相応の議席が必要となります。もしも彼らがそれだけの議席を得ることとなれば…。その時には、ファシズム国家日本が現実のものとなるでしょう。その責任が有権者にあるのは当然であり、批判されるのも当然です。

N国党の人たちは、そんな原理原則もわからない人たち…。だけど、こんなことを言っても虚しくなるだけです。彼らは我々と価値観を共有していません。我々と同じ土俵にいません。獣の耳に念仏です。

ですが、N国党を生かすも殺すも有権者である日本国民次第です。

日本国民は彼らと同類ではないはずです。

彼らのような粗暴な集団が、既に国家の中枢たる国会で2%ものシェアを有するに至ってしまいました。動画の柏市選でも勝利したように、現状は昇り龍のようです。

この現実に反吐が出そうです。彼らに国民の税金で議員給与と政党助成金が支払われることに吐き気を催します。

NHKの受信料を惜しむより、はるかに無為な税金の使い道であると思うのは私だけでしょうか。

N国党から日本と民主主義を守れ。

今からでも遅くはありません。彼らの本質が丸見えとなっている動画をわざわざ上げてくれているんです。YOUTUBUの立花孝志氏の公式チャンネルに動画があります。

https://youtu.be/8ofMPCCH8hg

是非、大勢の人たちに見ていただきたい。そして彼らの本質を知って欲しい。彼らが議席数を伸ばすと何が起こるかを考えてみて欲しい。

そのうえで、N国党が支配を強めるというのであれば諦めます。それが日本国民の選択だからです。

だけど騙されないで下さい。彼らに国民を守る意思など無い。ぶっ壊そうとしているのもNHKではないでしょう。

もしも彼らが与党となるようなことがあれば、ぶっ壊れるのは日本国ですよ。