底辺ちゃんねる。

底辺住民の暮らしぶりと思考を晒します。

トランプ大統領をイグノーベル平和賞に推薦したいと想ふ。

f:id:teihen-sumio:20190821020132j:plain

米軍が巡航ミサイルの発射実験を成功させた。

まず、前もって断っておきます。現状の日本の環境を考えると、日本は今後も米国と価値観を共有していくべきだと考えています。

日米安保などに対しては、より突っ込んだ個人的な意見を持っていたりもしますが、基本的には現状維持に近い意見を持っています。

つまり、私は基本的に保守的であると前もって言っておきます。

その上で、先日、18日に行われた米軍による中距離巡航ミサイルの発射実験に関して複雑な気持ちがあります。

核が戦争の抑止力になっているのは事実ですが。

第二次大戦後、大国同士の戦争は無くなりました。キューバ危機などを思い起こしても、核戦力が抑止力としての効果を発揮していることは、左翼思想の持ち主でも認めざるを得ないところだと思います。

また、核無き世界が訪れたとしても、ならず者国家やテロ組織が核を手に入れ独占状態となれば、現在よりも怖ろしい世が訪れてしまいます。

核は決して戦争の抑止力として開発されたものではありませんが、副産物としての効果を発揮していることも事実です。

それでも、核が拡散すること、保有量が増えることは決して好ましくはないでしょう。この問題は人類の存続に関わる大問題であり、拡散防止と保有量の縮小は使命と言えます。

しかしながら、世界の覇権と主導権を握る米国が、他国を非難しつつも自国で核実験、ミサイル発射実験を数十年ぶりに再開したことは大いなる後退といえるのかもしれません。

自分がやっちゃえば他国批難ができなくなっちゃうじゃん。

複雑な問題はありますが、そこはシンプルに考えます。

ロシアを非難しても、自分がやっちゃえばもう批難は出来ないじゃん。現時点で、特定の国が核を持つことの有効性も認めている私でさえ、米がこんな状態なら、北朝鮮やイランやその他の国々に対して核を持つなって言うのがあまりに自分勝手に聞こえてしまいます。

やはり、拡散を防ぐためには、廃棄しろとは言わないが、少なくとも実験と製造はやめて現状維持を保って欲しかったです。

その上で、厳しく拡散の防止に努めて欲しかった。オバマの如きお花畑を望んでいるわけでもないんです。米国大統領にはちょうどいいバランス感ってないんですかね。

トランプ大統領ノーベル平和賞を欲しがっているみたいだけど。

安倍首相がトランプ大統領ノーベル平和賞に推薦!なんて話がありました。

いわば、友達に頼んで生徒会長選に勝ちたい!くらいにはトランプはノーベル賞を欲しているんでしょうね。

だったらイグノーベル賞でいいじゃん!…でもイグノーベル平和賞って聞かないな…無いんだろうな…と思いきや、あるやん!

だけど…イグノーベル賞って決してアンチなディスな賞じゃない。ユニークだけど、ちょっと無意味だったりするけど、ちゃんとした研究成果を評する賞だ。平和に逆貢献した人にあげる賞ではないだろ…と思いきや、ロス暴動時のロサンゼルス警察署長が、「人々を団結させた。」っていう皮肉な理由で受賞してる。

だったら、トランプにイグノーベル平和賞をあげればいいじゃん。無意味にもワシも推薦するし、安倍首相も推薦してあげればいいじゃん。

だいたいな、本家のノーベル平和賞も、北朝鮮の国家体制を支援したまがりなりにも自由主義側の大統領が獲ったり、核無き世界をって口で言っただけの人が獲ったりと、イグノーベル賞以上にユーモアあふれるお笑い賞だったりしますよね。

米から核を生成したから実質化学賞なんて話は、歴代の上方お笑い大賞よりも面白いって。

平和賞はイグがついてもつかなくてもお笑い賞。

だったら、やっぱりイグノーベル平和賞もらっちゃいなよ。

素直にちょうだいっていえばくれるんじゃないかな。