底辺ちゃんねる。

底辺住民の暮らしぶりと思考を晒します。

M-1グランプリ2018を観て想ふ。

霜降り明星優勝!!


M-1GP今年もおもしろかったですね。今年こそ和牛の優勝なるかと思いきや、バリバリ若手の霜降り明星が優勝しました。

優勝会見で、せいやさんも触れてましたが、40代でも若手扱いされるほどに世代交代が進まない現在のお笑い界において、20代半ばのコンビの優勝というのは新鮮な事件ですね。

逆にラストチャンスにかけた40代の実力派が敗れ去ってしまったことも残念でした。

もちろん、私はド素人のただの視聴者ですが、私なりに思ったこと、感想を無責任に書きなぐりたいと思います。

吉本勢多すぎ…。


今年のファイナリスト10組のうち、吉本に所属していないコンビは「トム・ブラウン」一組だけ。

他事務所勢が情けないのか…。それともネットで言われるようなチカラが作用しているのか。私如きにはわかりませんが、出場した吉本勢もたいしたことなかったり。

正直なところ、見取り図、ゆにばーす、あたりに他事務所が寄ってたかって勝てなかったってちょっと信じられないです。

そんな中、トム・ブラウンが孤軍奮闘してくれました。

今後多分めっちゃチャンスが与えられるんだろうけど、正直準備出来てなくない?って思うので、むしろ今年は爪痕残した程度で良かったのかもしれない。

来年は是非、土の中から出てくる加藤一二三ネタを披露してもらって爆発を期待したいです。

来年、加藤さんの訃報がないように祈りましょう。ネタ出来なくならないようにね。

来年もう一回ブレイクのチャンスがあると思うので、精気を養って欲しいですね。

それとも、もうブレイクまで行っちゃうのかな。

来年は、トム・ブラウンと非吉本勢の逆襲を期待したいです。

M-1必勝法ってあるよね。


M-1って観客の笑いの量が点数に影響を及ぼしますよね。

なので、笑いの量を増やすために、ボクシングに例えればジャブをたくさん撃つのが必勝法のように思えます。

もう一つは新鮮でインパクトのあるスタイルやネタは強いですね。

ただし、南海キャンディーズ、オードリー、スリムクラブ、カミナリなどのインパクト系は、一年目で勝てないと二年目以降きついですよね。

ところで今回は志らく師匠がインパクトを望んでいましたね。落語家さんは正統派を望むかと思いきや逆でした。

もう一個必勝法があるとすれば上沼恵美子さんに好かれることかな。(笑)

 

そんな中、ギャロップがM-1を全く意識していないような、普段の寄席のようなネタをしていたのが逆に新鮮でした。

想定外の展開をしない昔ながらのベタな漫才を安定感をもってされていたのが印象的でした。

オードリーのように。


今思えばオードリーのブレイクは見事でしたね。

オードリーは一発で爪痕を残してブレイクし、売れっ子TVタレント化を果たしましたが、ネタは特殊な芸風でしたので今後のM-1はどうかな?って感じでした。

だからこそ一発でのブレイクは必要だったと思えます。

吉本勢はM‐1決勝にはたくさん残りますが、ブレイクするには壁が大きいように感じます。

所属タレントが多いため、中途半端にM‐1で爪痕を残したところで大々的にはプッシュしてもらえないのではないでしょうか。

だからこそ、フレッシュさという大きな武器を失ってもM-1のタイトルに固執せねばならないのでしょう。

今となっては考えられないことですが、あの小峠氏ですら、「このまま吉本に所属していては埋もれてしまう。」と離脱するくらいですから。

根拠はないですが、吉本に所属しているとM-1決勝に進出しやすいのではないか?と疑問を持ちます。しかし、そこから一歩抜け出して頭角を現すには競争が激しく厳しい。

優勝するのが、最も確実に事務所に推してもらえる方法なのでしょう。

そういう意味では、トム・ブラウンもオードリーと同じように早くもブレイクするのかもしれませんね。

ジャルジャルの散りっぷりが良かった。


今回、ラストチャンス組が3組?かな? ジャルジャルスーパーマラドーナギャロップの3組が最後だったと思います。

そんな中、ジャルジャルの散りっぷりが潔くて良かったです。

正直に言うと、あんまり好きじゃないコンビだったりしましたが。(笑)

かつて、鬼越トマホークに「シュールに逃げてんじゃねえよ!」と罵られていたのを思い出します。

ですが、これだけシュールをやりきると逃げではないでしょう。

やりきって見事に散られました。清々しかったです。

敗退して際立つ和牛の安定感。


和牛は今年も2位でした。3年連続の2位です。

快挙と言えると思います。

M-1ではフレッシュさが大きな武器になります。

見たこともないスタイルで想定外のネタを披露すると爆発をします。

しかし、和牛には最早フレッシュさがないだけでなく、実力を証明済みの優勝候補としてハードルを自ら上げてしまっている感すら漂います。

審査員も和牛に厳しい気もしないではないのですが、それでも3年連続の2位という素晴らしい結果になりましたね。

よくもこれだけ安定してレベルの高いネタを新たに作ってこれるもんだと感心します。

その新しいネタが長年の代表作にヒケを取らないからこその好成績だと感じました。

来年も期待します。


和牛、ミキ、かまいたち、トム・ブラウン、来年も中心になって決勝の舞台に帰ってきて欲しいです。

霜降り明星の会見で質問をされていた森田まさのりさんも是非来年も頑張っていただいて創作活動に活かしていただきたいです。

霜降り明星も若いんだから連覇を目指して欲しいですね。

来年も楽しみに待ちたいと思います。演者のみなさんお疲れさまでした。楽しませてくれてありがとうございました。

以上、ド素人視聴者の感想でした。

 

霜降り明星に和牛にしゃぶしゃぶ(ジャルジャル)。今日は牛肉の消費量が伸びるに一票。