SBホークスが米ドラフト1巡目の選手と契約!?というニュースに想ふ。
本当ならば初めての米ドラフト対象選手との契約ですね。
驚きのニュースが流れていますね。
NPBのソフトバンクホークスが、昨年の米ドラフトでアトランタから1巡目指名を受けた選手と契約間近というお話。
ちょっと信じられない話ですが、全くのデマという訳でもなさそうです。
ホークスと契約間近と報じられているのが19歳のカーター・スチュワート投手。
アトランタから1巡目指名。全体でも8番目の指名というのですから相当なものです。
ちなみに米ドラフトは、日本と違いクジ引きなしで下位チームから好きな選手を指名できます。
高卒の8番目指名というのはバリバリの期待の星なわけです。
ところが高い評価を受けながらも契約金で合意に至らず、今年再度ドラフトで上位指名される予定だったそうです。
そんなこれからという20歳にも満たない米球界の期待の星がNPB入りするとなれば前代未聞のことです。
ですが、考えてみれば大いにアリな気がしますね。
まず、日本ではドラフト一位の投手が1年目から1軍で活躍するのはごく普通のことです。
米国ではそうはいきません。
ルーキーの開幕メジャーなんて私の記憶では大卒のジョン・オルルッド一人しか知りません。(情報が古いかも?)
それくらい新人がメジャーで活躍などというのはありえないことです。
全米8番目指名のホープといえども同様です。
ならば、どうせMLB入団交渉はこじれた訳だし、早い段階から1軍で経験を積める上に、マイナーとは比較にならない高級を得られるNPBを選択するというのは大いにアリだと思います。
もちろん、将来的にはMLBに移籍することを踏まえてのことだと思います。
今までは有望株は獲られるだけだった。
田澤純一投手に代表されるように、今までは米球界に有望株を獲られることはあっても、日本が獲るということは考えられませんでした。
しかし、米も文句は言えませんね。
それ言っちゃうと、日本選手も獲れなくなりますから。
スチュワート選手は投手です。
米国の野手を日本で育てるのは大変かもしれませんが、投手なら日本でも可能性があります。
日本で変貌を遂げてMLBに帰り、見違えるような活躍を見せる投手もいることですし。
もしかすると、スチュワート投手もマイコラスなどの例を見て日本行きを考慮しているのかもしれません。
今までは一方的にMLBに選手を獲られるだけでしたが、NPB経由でMLBを目指すという新たな道のりが開拓されるのもなかなか面白そうです。
この顛末は期待を込めて続報を待ちたいと思います。