日本人の自虐体質に想ふ。
つくづく日本人って自虐的だなあって思った。
私は大阪人です。
プライベートで世間話をするときは、普段からオチをつけようとしたりします。
まずは自分を貶めた自虐ネタで笑ってもらおうとします。
そして、ド定番の家族貶しだって数知れずやってきました。
私だけではありません。各家庭の「ウチのおかん」は、もはや都市伝説の如き特殊な生き物と化しています。
大阪人って自虐ネタで笑いを取ろうとする。ホント大阪人って自虐的だなあと。
そう思ったのは一瞬です。すぐに間違っていると感じました。
大阪人が自虐的なのではなく、日本人が自虐的なのではないかと。
謙遜、謙譲の賜物なのでしょうか。
日ごろから、謙遜と謙譲を心掛けて生きているのが、一般的な日本人だと思います。
日常生活においては、その奥ゆかしさが日本的で穏やかな人間社会を形成してくれるのでしょう。
ところがそれは、時として日本人にとって最大の弱点ともなっているような気もします。
特に政治や報道にそれが強くみられるような気がします。
政治や会社経営などの場では、時としてアンチテーゼを呈することが非常に重要になるかと思います。
報道もそうです。政治や社会的な出来事に対し、アンチテーゼを呈することは、報道機関における重要な役割に思えます。
ところがです。日本人はもともと謙遜と謙譲が過ぎて、自虐的な部分があり慎重な上にアンチテーゼを呈してしまうと行動が硬直してしまうように思えるのです。
報道もそうです。自虐的な日本人がアンチテーゼを発揮してしまうと、やりすぎになってしまいがちだと思うんです。
その結果として、社会が硬直してしまい、ダイナミックな発展を阻害してしまう。そんな気がするんです。
新しい時代にダイナミックに発展する。
「K-POP最高でしょ。」「韓流ドラマ美男美女が出てていいでしょ。」「韓国文化は世界最高。」これを押し売りできる韓国のナルシシズムの一端でも欲しい所です。
爪の垢を煎じて…ってやつですね。
アンチテーゼっていうのは必要以上に呈してしまうと、硬直してしまい発展を阻害する。
発展を阻止するのが目的ならいいですけど、そうでないならほどほどにお願いしたいです。
元が自虐的ですからほどほどで大丈夫でしょ。