トヨタ8号車ルマン連覇に想ふ。
快挙…ですよね。
トヨタ8号車が、歴史と伝統と格式のある世界3大レースの一つであるルマン24時間レースで連覇を遂げたそうです。
素晴らしいニュースですよね。
昨年の同じくトヨタ8号車による優勝までは、マツダのロータリーエンジン車による優勝が唯一の日本車の勝利でした。
しかも、日本人ドライバーによる優勝は、今回連覇を果たした中嶋一貴選手のみという快挙です。
しかし、マツダファン、ロータリーファンにとっては、複雑なものもあるかもしれません。
かつての伝説が薄くなってしまいますから。とはいえ、日本のモータースポーツファンにとっては喜ばしいニュースであることは間違いがありません。
だけど、ちょっと悲運を嘆いてしまうのが、小林可夢偉選手の7号車です。
可夢偉選手と言えば、近年ルマンにおいて、圧倒的な速さを見せてきました。
しかし、去年も、そして今回も、悲運もあって優勝を逃してしまいました。
日本人ドライバーとして新たな優勝者を生み出せなかったことは残念です。
来年は可夢偉選手の優勝に期待したいところです。
そして、フェルナンド・アロンソ選手がWECから撤退となるようです。
今後はインディ制覇? もしくはWRCなんてこともあるのかもしれません。
アロンソ選手の今後も要注目ですね。
だけど…ルマンって元から草レースっちゃあ草レースなんでしょうけど、トップカテゴリーの出走台数と質が貧弱すぎて、トヨタの勝利にあまり喜べません。
むしろ、もしも負けてしまった場合の「なにやってんだ」感がハンパないことになるだろうなって感じで…。
トヨタチーム自体には、競合車がたくさんいても、圧倒できる実力があると思われるだけに余計にもったいないです。
かつてのように、ルマンのグリッドに強豪が居並ぶ日は来るのでしょうか。
トヨタ勝利に箔をつけるためにも、ドキドキしながら観戦を楽しむためにも、かつてのようなコンペティティブな状況の復活を望みたいです。
そういう意味では、未だマツダの勝利は伝説的と言えるのかも知れませんね。