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ピクセラのXitアプリを旧型のPC用TVチューナー PIX-DT460 で使ってみた。

 

まさか使えないよね?と思いつつも試してみると…。

teihenchannel.hatenablog.com

先日は、超絶今更感満載の旧型商品ピクセラのPC用TVチューナーPIX-DT460を紹介しました。

旧型商品を紹介した理由の一つとして、番組録画に失敗してしまうと過去に遡って全ての録画番組をクラッシュしてしまう恐れがあることを伝えたかったのもあります。

大切な番組については別メディアに書き出し保存をしておくべきでした。

実体験したばかりで保存していた全ての録画番組を失ったのは大きなショックでしたが、それと同時に別の興味が湧いてきたことも旧型商品のレビューを書いた一因でした。

それは、旧型のStationXアプリを使用するPIXシリーズでも、もしかすると最新のXitアプリをドライバーとして使用することが出来るのではないか。

全ての録画データを失ってしまい、リスクも無くなってしまったからこそ試してみたくなったのです。

で、それを記事にするためにもPIX-DT460を紹介してみました。

まずはStationTVのアンインストールをしました。

さて。私は録画番組が一切ありません。

ですので、クリーンアンインストールとでもいうべき方法でStationTVアプリを削除しました。(これをやっちゃうと大事な録画番組が消えちゃいますのでご注意下さい。)

手順は、

  1. タスクマネージャーのプロセスタブからStationTVのタスクを終了する。
  2. コマンドプロンプトを立ち上げ、 sc.exe delete STVXService (実行)  sc.exe delete STVXCollaborateService (実行) と入力
  3. PCを再起動
  4. 録画情報管理ツールで録画情報を削除する。(今回は録画情報がなかったので割愛しました。)
  5. StationTVのアンインストール
  6. バイスマネージャーにてPIX-DT460が認識されていればデバイスのアンインストールを選択し、 デバイスのドライバーソフトウェアも削除します。
  7. Cドライブ以下、各ドライブ直下に STVLERec フォルダがあれば削除します。
  8. 32bit OSの場合、ProgramFiles 内、64bit OSの場合、Program Files(x86 )内のPIXELAフォルダを削除します。
  9. Cドライブで隠しファイルにチェックを入れ、出現したProgramData 内のPIXELAフォルダを削除します。
  10. もう一度再起動。

結構面倒ですけど、これでStationTVの完璧なアンインストール手順となるようです。

昨日の記事で、PIX-DT460の導入に手こずったこと、ピクセラのサポートが手厚かったことを書きましたが、その際にピクセラの担当者さんから教えてもらった方法です。

ピクセラさんのサイトからXitアプリをダウンロードしてみました。

対象商品を持っていないのにダウンロードしても良いのだろうか…。

ていうか、たまに本当に意味なくそういったアプリをダウンロードすることがあります。(どんな製品かそれで判断して購入したこともありますし。)

それに比べたら、ピクセラ製品を持っているうえで新アプリが使えるか試してみるのは悪いことではない...気がするのですが実際はどうなんでしょうね。

ちなみにピクセラさんのサイトでアプリのダウンロードと、詳しいインストール方法を見ることが出来ます。

さて、PIX-DT460をデバイスマネージャーも認識していない状態から、本来のドライバーではないアプリで起動させることが出来るのでしょうか。

 

 

ダウンロードしたファイル内にあるセットアップexeをクリックであっという間にインストール完了しました。

 

 

終了をクリックすると見覚えのある設定画面が。

StationTVアプリの設定画面にそっくりです。

 

 

チャンネルスキャンと、スキャン終了後は不要なチャンネルのチェックを外して除去します。

StationTVアプリでは、その作業を行わないと番組表が乱雑になってしまいましたので。

 

 

これはStationTVにはなかった気がします。

バイスと動作履歴情報をピクセラに送って良いですか?ってことですね。

この手の商品はサポートも忙しい?でしょうから、本来歓迎すべき機能だと思います。

PIX-DT460ユーザーとしては、若干後ろめたさを感じるものの、ダメだったら言ってくださいよって意味も込めて動作履歴送信をONにしました。

 

 

これもなかった設定です。

番組表や視聴時の裏番組表に、サムネを表示させるかどうか選択できます。

 

 

全ての設定の完了後には、Xitアプリが自動で起動します。

 

 

すると、これまた見覚えのある画面が出ました。

大抵の場合は、表示の通りに録画情報管理ツールで録画情報を削除すれば解決します。

ところが録画情報管理ツールがない…。

StationTVの場合はWindowsキーからのPIXLAフォルダ内にあったのですが、XitではTV視聴画面右上の設定からアクセスするようです。

 

 

録画情報削除後は、無事に録画が出来るようになりました。

 

 

StationTVアプリを使用するPIX-DTシリーズでもXitを使える!

というわけで、結論を申しますと、あっさりとPIX-DT460でXitアプリを使用することが出来ました。

PIX-DT460でXitが使えるということは、PIX-DT295などのその他PIX-DTシリーズでも大丈夫なんだろうと思います。

とはいえ、OSやPC構成などの要因で一筋縄ではいかない可能性もあるかと思いますのでご注意下さい。

Xitアプリは旧世代のStationTVアプリから大幅に進化していると思います。

Xitシリーズを持っていないのに、Xitアプリを使用することとなってしまいました。

 

 

視聴画面でマウス操作をすると右手に裏番組がサムネ入りで表示され、右上で設定などの操作ができます。

 

 

右上の操作バーです。

右から、設定、番組検索、予約一覧、録画一覧、番組表、そして視聴画面になります。

 

 

設定ボタンクリックでこの画面が出ます。

インストール時の初期設定のやり直しも簡単に出来ます。

 

 

番組検索です。StationTVにはなかったですね。

試しに「ガンダム」ってだけ入れて検索してみると…

 

 

色々出ました。

ターンAだのやってるんですね。知らなかった。

とはいえ、CSなんで見れないんですけど。

もちろん、簡単に予約もできます。

 

 

予約一覧です。

取り消しも簡単に出来ます。

 

 

録画一覧です。

Xitアプリ始めたばかりなので、録画番組が少なくて寂しいですが。

こちらから録画番組を視聴したり、削除したりと管理ができます。

もちろん、録画中の番組を追いながら視聴も可能です。

 

 

こちらはPIX-DT460の本来のアプリであるStationTVの番組表です。

StationTVは番組表が小さいのでスクロールをたくさんしないといけなくて使いにくいのが大いに不満でした。

 

 

そしてこちらがXitの番組表です。

一目で大きく改善されたのがわかります。

スクロールをしなくても全局の番組表を見ることが出来ます。

終了した番組もわかります。StationTVでは終了した番組表は見れなかったんですが、グレーになっていることでもう見れないこともわかりやすいです。

とにかく、旧アプリと比べると圧倒的に見やすくて使いやすくなってますね。

 

 

キャプチャーが撮りにくかったので、写真撮りましたが画面の右下です。

右から視聴終了、最大化解除、音量設定、視聴設定、データ放送、データ放送操作、裏番組表、チャンネルダウン、チャンネルアップとなっています。

 

 

こちらは画面の左下です。

簡単に録画開始と停止ができます。

StationTVにあった画面下部の番組進行バーは無くなりました。

録画中でもバーは出ません。

番組がどれくらい進行しているのかがわからないので、人によってはマイナス点になるかと思います。

 

 

録画番組を録画後に見るときにはバーが出ます。動画プレイヤーのように操作しての視聴が可能です。

この録画番組視聴時の操作感も、最も進化した面だと思います。

早送りも最速以外は音声アリで時短視聴が可能ですし、チャプターごとの先送りや戻しによって、CMも簡単に飛ばしながら視聴が出来ます。

こんな感じで、Xitアプリは旧StationTVアプリから大きな進化を遂げていると思います。

ちょっと本来のStationTVアプリに戻れなくなってしまった気がします。

ショートカットアイコンだけが微妙な点かなって感じですね。(笑)

 

 

そしてアプリの使い心地とは違ったメリットも発生しているようです。

まずは私の4TBHDDの場合で、最高画質での録画可能時間が10時間ほど増えていることです。

想定外の進化です。

そしてもう一つ。

どうも消費電力が下がっている気がします。

昨日も書きましたが、私のPC環境でのStationTVアプリ使用時の消費電力は約100w弱でした。

Xitアプリを使った場合は、チャンネル変更後や裏番組表を見ているときは100wを越えるのですが、一つのチャンネルに固定してしばらく見ていると消費電力が安定してきて約75wくらいで落ち着きます。

試用時間が短いのですが、20wほど消費電力が少なくなっているように感じます。

これも想定外過ぎる進化です。アプリがPCの消費電力を20%も下げる…ホンマかいなです。(私の環境では下がっているように思えるのですが、ちょっと自分でも疑ってますので真に受けないで下さい。)

使用上の注意点を考えてみる。

価格ドットコムやAmazonなどのレビューで、PC用TVチューナーが思うように動いてくれないとの声をよく目にします。

日常的に使っている者として、こうすれば問題ないのになと思うこともありますので、気づいた点をいくつか紹介したいと思います。

まずは、PCの電源を切ってしまうと録画できないということです。

スリープ状態にしておくと、録画時間が来ればPCが起動します。録画終了後はスリープに戻ります。(OSでの設定が必要です。)

例えば数日後の番組を予約した場合はずっとスリープにしておく必要はありません。

ですが、録画前には電源ONであろうがスリープ状態であろうが、タスクトレイを確認してXitアプリ(StationTVアプリ)が起動していることを確認しましょう。

 

 

左上にXitのアイコンが表示されています。これでXitアプリが起動中であることがわかります。

予約をするときには当然アプリは起動しています。ですが、その後PCの電源を切ったり、再起動したりするとアプリはOFFになってしまいます。

OFFになりタスクトレイに表示されていない状態では自力で起動できずに録画ができません。

ですので、録画前には自力で一度Xitアプリを起動させてやる必要があります。

アプリを終了しても、わざわざタスクマネージャーやタスクトレイからタスクを終了させるか、PCの再起動や電源OFFをしない限りアプリは動いていますのでスリープ状態からでも録画実行はできます。

 

 

ゲームをしながらの録画も環境次第でしょうか。

録画中のメモリの使用量が1GBを余裕で上回りますので、メモリ容量次第では厳しいかもしれません。

私のPCはメモリが16GBなのですが、原因は不明ですがゲーム中に録画が出来ていなかったことは何度かあります。

そして一番気を付けなければいけないのは、動画の保存方法が特殊なようで録画を失敗してクラッシュしてしまうと、過去に遡って全ての録画データが壊れてしまう恐れがあることです。

機能としてDVDなどのメディアに書き出しをすることが出来ますので、大事な番組データは別に保存をしておくのが良いと思います。

個人的にはピクセラのPC用TVチューナーの安定感はピカイチだと思います。

PC用TVチューナーはなかなか安定運用が難しい…そんなイメージがあります。

価格ドットコムやAmazonなどのレビューを見ても苦労をされている方が多いです。

それでも、ピクセラのPC用TVチューナーを使ってきた身としては、問題なく利用が出来ており安定感はピカイチだと思います。

PCで作業をしながらTVを見たり録画したりしたい。そんな欲求を叶えてくれます。

画質もディスプレイにもよりますが、綺麗で不満を感じません。

そのうえで、最新のXitアプリは旧来のモノからは大幅に進化を遂げており、Xitシリーズは超おススメだと思います。

とはいえ、私はXitシリーズ持ってなくてPIX-DT460ユーザーなんですけどね。(笑)

私のPCディスプレイは4Kですし、PC用4Kチューナーが発売されれば飛びつくと思うんですけどね。

といっても、アンテナと配線は思いのほか鬼門ですよね。

せめて4Kチューナーがお安く発売していただければと願うばかりです。(笑)