B's動画レコーダー6 を買ったのでレビューしてみる。
↑最新のB's動画レコーダー7もレビューしております。
目次
- B's動画レコーダーってなんぞや?
- B's動画レコーダー 5 から 6 にアップデートしました。
- B's動画レコーダーの使用法を簡単に説明します。
- B's動画レコーダー 6 の変更点、4K録画対応を見てみる。
- バックグラウンドでの録画をしてみます。
- その他の変更点をみてみます。
B's動画レコーダーってなんぞや?
B's動画レコーダーとは、PCで表示される映像、画像、音声をキャプチャーすることが出来る動画キャプチャーソフトです。
動画キャプチャーソフトってなんぞや?って方は、Windowsにデフォルトで搭載されている画面キャプチャーアプリのSnipping Toolをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
Snipping Toolは、静止画面を簡単にキャプチャーできる便利ツールですが、B's動画レコーダーは動画キャプチャーと、同時に音声の録音もできます。
Snipping Toolと同じ要領でキャプチャーを撮りたい枠を指定して、録画、録音ができます。
こんな感じです。もちろん、全画面でも大丈夫です。(高解像度の全画面動画キャプチャーは、高いCPU性能が要求されます。)
YOUTUBEなどの動画サイトの動画、音声のキャプチャーも撮ることができて、MP4ファイルを作成することができます。(著作権の問題でキャプチャーがとれないサイトや動画もあるかと思います。)
B's動画レコーダー 5 から 6 にアップデートしました。
実は、ほんのちょっとだけ当記事はタイトル詐欺でして。B's動画レコーダーを買ったというよりも、正確にはB's動画レコーダー 5 を持っていたので 6 にアップデートをしたんです。
ちなみにアップデート価格は、1280円+消費税でした。
多少なりとも投資をしたからには、機能、性能がアップデートされていなければ困ります。
今回のアップデートで目を引くところは、
- 4K解像度での録画に対応
- バックグラウンドでの録画に対応
- 音ズレ、コマ落ち、防止機能搭載
- シーンの切れ目を自動検出
- 高解像度のディスプレイに対応
- 最大フレームレートが30fpsから60fpsに
こんなところでしょうか。特に重要そうな変更点は、4K対応と、バックグラウンド録画対応だと思います。
B's動画レコーダーの使用法を簡単に説明します。
アイコンをクリックで起動します。
スタートパネルが起ちあがります。
ここから各種設定をしたり、動画の保存フォルダも呼び出せます。
もちろん、録画や編集を終えた動画ファイルは、任意のドライブやフォルダに移動できます。
「録画する」を選択すると、
このようなパネルが出ます。録画する範囲設定を行います。
「任意の範囲」を選択すると、
ゲーミングモニターのターゲットかな?って感じのポインターが出てくるので、これを使ってキャプチャーをとる枠を指定します。
こんな感じです。
枠を決めると、赤い録画ボタンが表示されるので、これを押します。
録画が終了すると、画像右下の停止ボタンを押します。
そうすると、録画フォルダーにMP4ファイルとして生成されます。
そうして出来上がった動画ファイルを編集したり、他の動画ファイルと結合したりもできます。
B's動画レコーダー 6 の変更点、4K録画対応を見てみる。
まずは目を引く、4K解像度での録画に対応したということから。
いや、これね。以前から4K録画は出来てましたよ。まず、最低条件として、4K以上の解像度のディスプレイと、それを描画できるPCが必要になります。
4Kディスプレイ全画面で動画キャプチャーを撮って、できたファイルのプロパティーを見てみると…。
このように、B's動画レコーダー 5 でも、ちゃんと4K解像度で撮れます。
なんですけど、これがカクカクで見れたものではないんです。フレームレート設定も出来るのですが、原因はそんなものではなく、4K動画をコマ落ちせずにキャプチャーするためには、高性能なCPUが必要という事だと思います。
ちなみに私のPCは、CPUが i5-8400、メモリが16gb です。CPUが非力だからB's動画レコーダー 5 ではまともな4K録画が出来ないと理解をしていました。
B's動画レコーダー5 でそのような状態でしたので、6 での新たなアップデート点として4K録画への対応を上げてくるということは、大いに改変されてi5-8400程度のCPUでも4K録画ができるようになったのでは?という淡い期待を抱いていました。
が、その結果は…
ほぼほぼ変わらず、というとても残念な結果となりました。
これは、FHDのTV放送を4K解像度で録画しようとしたときの写真です。
タスクマネージャーを確認してみると、CPUの使用率が100%に張り付いているのがわかります。これはB's動画レコーダー5 のときと変わらない状況です。
キャプチャーが終わったファイルを再生しても結果はほぼ同じ。カクカクで見れたものではありませんでした。
YOUTUBEでも同様です。i5-8400程度のCPUでは、4Kディスプレイを用いての全画面動画キャプチャーは実用的には無理でした。
おそらく、Ryzen9-3900Xのような多コア多スレの高性能CPUだと、問題なく4K動画を録画できるのではないかと思うのですが。(持っていないので確証はありませんが。)
バックグラウンドでの録画をしてみます。
さて、残念なことに、アップデートにお金を払った最大の理由である4K録画は、私のPCでは相変わらず実現不可であることが判明してしまいました。
すでにモチベーションはダダ下がりですが、レビューを続けたいと思います。
4K対応に勝るとも劣らない画期的な変更点、バックグラウンドでの録画を試してみたいと思います。
バックグラウンド録画ってなに?
って方もおられるかもしれません。Snipping Toolでも使用の際には、キャプチャーしたい画面をディスプレイに表示させておかないといけません。
キャプチャーしたいものの手前にブラウザが表示されているとすると、当然そのブラウザがキャプチャーされてしまいます。
そのため、今までのB's動画レコーダーでは、動画キャプチャー中は他の作業ができませんでした。
ところが、B's動画レコーダー6 では、動画キャプチャーをバックグラウンドで行うことが出来るため、録画中もブラウジング等を行いながら待つことができるようになりました。
まずはあらかじめ、録画設定画面にて、「特定のウィンドウ」の録画方法 バックグラウンドで録画する を選択しておきます。
そのうえで、録画範囲の枠を指定する際に、「特定のウィンドウ」を選択します。
YOUTUBEを録画するとします。通常の録画と同じように枠の指定をして録画を開始すると、自動的にブラウザがバックグラウンドになります。
こうして、バックグラウンドで録画中に他の作業を行うことが出来ます。
便利ではあるのですが、問題点もあります。
まずひとつは、録画中に他の作業で音を出した場合はその音も録音されます。
ですので、動画キャプチャー中にPCで音楽を聴きながら待つと、その音楽も録音されてしまいます。
次に、バックグラウンドでの録画中に、録画状態の確認ができません。
バックグラウンドでの録画しかできないために、録画状態を確認しようと表にしてしまうと強制的に録画が終了してしまいます。
録画中のブラウザを表示しようとすると、このようなポップアップが出て録画が終了してしまいます。
今まではブラウザをずっと表示しないといけませんでしたが、今度は逆に裏にし続けないといけません。ちょっと使い勝手に問題ありでしょうか。
その他の変更点をみてみます。
音ズレ、コマ落ち、防止機能
これはどうでしょう。今までも気にはなりませんでした。
そして、先述の通り、CPU性能に依存すると思います。私のPCだと、4K録画をしようとしてもコマ落ちしまくるのは立証済みです。
Ryzen9のような高性能CPUを使用している場合は、音ズレ、コマ落ち、防止機能の効果を体感できるのかもしれません。
というか、持ってないからわかりませんが、Ryzen9だとB's動画レコーダー5でも音ズレ、コマ落ちしないんじゃないでしょうか。
音ずれ、コマ落ちやそれらの発生を防ぐ次の機能を追加しました。
・動画の生成時に映像と音を同期
・Intel QSVに対応し、録画の負荷を軽減
と、いうことのようです。
シーンの切れ目を自動検出
動画のシーンが切り替わっている所を自動検出できるので、動画をカットする場所を選びやすくなりました。
高解像度のディスプレイに対応
今までと比べてパネル類が大きくなりました。
4K、2K等の高解像度ディスプレイを使用する人が多くなったことで、パネル類を小さく感じる人が増えたのでしょうか。
個人的には4Kモニターを使用していますので、大きくて使いやすくなった気がします。
最大フレームレートが30fpsから60fpsに
ソースネクストの商品ページを見てもウリにしてないみたいですけど、最大フレームレートが倍増してます。
大きな変更点だと思うのですが。もちろん、フレームレートや画質など、自身のPCの性能に応じて設定変更できます。
※引用はこちらの公式ページからいただきました。
B's動画レコーダー 6 にできること、できないこと
できること
- 動画サイトの録画 (著作権上出来ない場合もあるかもしれません。)
- TV放送の録画
- TV録画のCMカットなどの編集
- 複数の動画ファイルの結合
できないこと
え~と…。正直に言うと、できてはいけないであろうことが出来てしまう場合もあるような気がします。
TV録画の更なる複製は多分アウトだと思うんですけど、やりようによってはできちゃう気がします。
映画等の有料視聴サイトなども複製はアウトなハズなんですけど、出来る場合もあるようなないような…。
正直、大きな声では言えないんですけど。
とはいえ、そのような目的で購入してしまうと、今はできていても対策が行われる可能性もあると思いますのでご注意ください。
また、違法性がありそうな用途で使用される場合は自己責任でお願いします。
B's動画レコーダー 5 からアップデートしての感想。
正直な感想としては微妙なところです。
密かに期待していた4K録画は、やはり高性能CPUが求められそうです。
また、一般的には i5-8400 でも高性能CPUと言えるかもしれず、ノートパソコンなどでは相当に解像度を落とさないと実用できないかもしれません。
そして、バックグラウンド録画も使い勝手に問題があり、実用性は低いようにも思えます。
ただし、4K録画に関しても、気持ち軽くなったような気もします。微妙なところなのですが。
B's動画レコーダー5 の所有者が、いくらか払ってアップデートする価値があるかと問われれば微妙なところです。
動画キャプチャーソフトを求めている方ならば、特にソースネクストの会員ならば、オトクに購入できるタイミングもあると思いますので最新のB's動画レコーダー6はオススメできると思います。
動画キャプチャーソフトを求める動機がゲームプレイ時のキャプチャーである場合は、素直にOBS Studioでいいと思います。
無料で手に入りますし、ゲームに特化されてますし、CPUにかかる負荷も少ない?ですし。
でも、ゲームプレイを配信せずに録画だけを超高画質でしたいって場合は、B's動画レコーダーのほうが上なのかな?
その場合、高性能CPUが必要でしょうが、そういう目的の人は持ってるでしょうし。
ちょっと厳しい感想になってしまいましたが、逆に言えば、高性能CPUを持っていれば超快適に動画をコレクションできると思います。
個人的には、4Kモニターは所有していますので、Ryzen9があれば…と夢見てしまうところです。
将来的に、多コア多スレのCPUを所有する日が来たら、また追記をしたいと思います。
B'S動画レコーダー 6 のお求めはソースネクストのサイトにて。
10月2日現在、B'S動画レコーダー6のパッケージ版は発売されておらず、ダウンロード版がソースネクストのサイトにて販売されているのみです。
後々、パッケージ版が発売されて、Amazonや量販店などでも扱われるようになると思うのですが。(10月4日発売のようです。)
また、動画をDVDに焼くこともできるB'S動画レコーダー6+DVDビデオも販売されています。
ソースネクストの商品を購入される際には、会員登録をしておくと安価に商品の購入やアップデートが行えたり、マイレージが貯まったりとオトクになるのでおすすめです。