コンビニ各社の風除け対策に想ふ。
世知辛い世の風がコンビニに向けて吹く中で。
世知辛い世の風がコンビニに向かって吹いています。
今までは、コンビニの悪評は周知であっても、メディアにとっての大きな得意先であったことで大きく報道されることはあまりありませんでした。
しかし、政府がコンビニの在り方にメスを入れてからというもの、コンビニには大きな逆風が吹くようになりました。
そんな中で、コンビニ各社はイメージを損なわないように手を打ち始めました。
食品ロス対策も始まるようです。
賞味期限が近づく商品を単純に値下げする方法もあれば、ポイントで還元して実質的な値下げを行うチェーンもあるようです。
無駄な食品廃棄を減らすと同時に、店舗の健全な経営にも繋がる取り組みは大歓迎ですね。
むしろ遅すぎたくらいです。
FC店舗のオーナーの中には、このような方向性に持っていきたくて長年に渡って本部と対立をしてきたような人もいます。
働き方改革に伴い、政府が動いてくれてやっと念願が叶った感があります。
子ども食堂を実施するチェーンもあるらしい。
コンビニ業界はブラックだとの認識が広がりつつある中で、社会問題となっている貧困層家庭の子供に食事を提供する子ども食堂の活動を行うチェーンも出てきたようです。
決して悪いことをするわけではありませんので支持をすべきなのかも知れませんが、どうも腑に落ちません。
コンビニにはそれ以前に取り組まねばならない問題があると思うからです。
貧困家庭の子供を救済する前に、そのような子供をコンビニが発生させている現状を変える方が先でしょう。
ブラックだと言われるコンビニの体質改善という直接の原因となっている問題を改善する方が先なハズです。
コンビニは夫婦での経営が基本となっています。
そして、オープン時には夫婦のどちらかは店にいるようにとの指導を受けます。
365日24時間営業を続ける中で、すれ違いがちになり疲弊したオーナー夫婦が離婚することは決して珍しいことではありません。
コンビニオーナー夫婦の離婚率が高いことはコンビニ本部も把握しています。
見知らぬ子どもの幸せのために活動するのも結構なことですが、自社のために働くオーナー夫婦の家庭と子供の幸福を願う方が優先順位は上にすべきだと思いますが。
TVなどでも報道されているように、貧困に喘ぐオーナーもいます。
そのようなオーナーと家族を救い、社会問題となるような貧困層の子供の発生を防ぐ方が先だと思うのですが。
自らが貧困家庭と家庭の崩壊と、貧しい子供を発生させる原因となっておいて、善意で子ども食堂の活動を行いますと言われても、問題から目を逸らす広告宣伝活動にしか見えません。
コンビニ本部は加盟店に対して、WINWINという言葉をよく使います。
これを聞いた加盟店のオーナーの多くは心の中で笑っていると思います。
社会活動も結構なことですが、本部と加盟店が本当のWINWINの関係に成れるシステムを構築する方が先、自分たちが社会問題の元凶となる状態を改善する方が先なのではないでしょうか。