底辺ちゃんねる。

底辺住民の暮らしぶりと思考を晒します。

関ヶ原を観て想ふ。

日曜プライムでやってましたね。

日曜日のTV朝日の映画番組って最近は日曜プライムっていうんですね。知らんかったとです。

前々から、ツタヤで見かけたりして、見てみたかったんですよね。

TVで映画鑑賞とか何年振りじゃろうかって感じの超久しぶりでした。

主人公石田三成岡田准一さんで、なかなか良かったとです。

歴史ってのは残酷なもの、敗者に口なしで、勝者が紡いでいくものです。

豊臣秀吉の晩年が横暴だったのは事実だとしても、前時代の王というのは実際よりも悪く伝えられるのは当然のこと。

そして、敗者である石田三成が悪く伝わるのも当然のこと。

しかし、石田がかわいそうなのは大坂方の権力を女性が握ってしまって、現実的な状況把握に基づかない指導の下で戦わなければならなかったことですね。

例えば、秀長が生きていたとして、秀頼の後見人となって家康と対峙していれば、家康に全く勝ち目はなかったでしょう。

東西の勢力は、それほどまでに大きな差があったはずなのに、現実認識力、状況把握力の全くないド素人の女性が権力を持ってしまったが故の悲劇ですね。

関ヶ原から400年以上の時が流れましたが、最近までは石田イコール悪者というイメージが付いていたようです。

どう考えたって、筋を通した忠義者にしか見えないし、むしろ家康の方が政権を奪取した謀反人なんだろうけど。

ただ、やっぱり最も責任が大きいのは秀吉ですよね。

生前に豊臣家の体制を盤石にしておくどころか、一門の裏切りまで招いて早々に滅亡してしまいました。

信長の臣下だったころの秀吉と、豊臣政権時代の彼とでは同一人物だと思えません。

病気、例えば、若年性の痴呆症だったりした可能性だってあるのかもしれませんね。

映画自体は結構面白かったです。

石田の名誉回復に繋がれば良いのですが。

しかしまあ。加藤と福島はアフォですよね。

近視眼的に恩を仇で返すばかりか、それを軽蔑されたのか早々にお家取り潰し。

なんで未だに英雄なんだろか。

赤穂の件といい、私がズレてるだけなのかな…。