底辺ちゃんねる。

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ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 SUPER Twin Fan を買ったのでレビューしてみる。

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目次

初めてZOTACのグラボを買ってみた。

お正月に楽天で240Hzゲーミングモニターがお得だったので買っちゃったんですけど、いかんせん私のPCのGPUは未だにGTX970。

CS:GOとかPUBG LITEをやるぶんにはそれなりに恩恵を受けられそうですけど、やっぱりそれなりのグラボを買って、それなりに性能を発揮させてあげたくなります。

てことで、それなりのお値段でそれなりにお買い得なグラボを探したところ、このグラボがそれなりに良いのではないかと思い、購入に至りました。

240HzモニターにRTX 2070 Super って微妙な気もしますけど、「今年の半ば頃にはRTX3000シリーズがデビューする」なんて噂がまことしやかに囁かれている現状では、大金をはたけるほど財布に余裕がありません。

また、ええ齢こいて厨二的MSI信者の私としては、まさかZOTACに浮気するとは思いもしませんでしたが、「RTX3000までのつなぎだから」という意識で浮気することになりました。(貧乏なのでRTX3000が買えるとは限らないです。)

だけどあれですね。ブランドにこだわらなければお安く買える。

楽天の某家電量販店で正月セールで買ったんですけど、59800円でポイントが15000近くつきました。実質45000円で買えた感じ。

MSIのGAMING X TRIOだと7万円近くしますから、コスパではこちらに軍配が上がりますね。同じチップを積んでいるわけですから、性能的な大きな差異は冷却性能くらいだと思うのですが。

開封してみる。

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箱裏に保証書がついてます。

ちなみに保証期間は12カ月。ふつうですね。

最近、ギガバイトが4年とか言ってるけど、そのせいか値段が高すぎてマイナスにしか感じないです。

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よくあるような中箱。

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を開けるとドライバーCD。(ではなかった。)

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もういっちょ開けると本体と変換ケーブル。

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中身はこれで全部です。

グラボ本体と、変換ケーブルと、ドライバーCD。(ではない。)

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商品名の通りのツインファン。

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安いですけどバックプレートで覆われてます。

GPUチップの裏面だけ剥き出しなのは放熱性のためでしょうか?どうなんだろ。

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電源は6pin & 8pin。

中央のZOTAC GAMINGのロゴが光るようです。

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DisplayPort×3  HDMI×1

MSIのグラボについてるようなキャップ類などはありません。

厚さ2.5スロットのRTXシリーズが多い中、これはほぼ2スロットで収まってます。

ファンがある下面は完全に2スロット以内で収まっていて、バックプレートがほんのちょっとはみ出しています。

Micro-ATXケースを使っている身としては、このコンパクトさは大変ありがたいです。

重量と大きさを測ってみた。

最近のグラボって巨大化の一途を辿っていますよね。

PCケースに入らなかったり、重量で歪んだり、マザボにダメージを与えたり。

厚みでわかるように、このグラボはRTXシリーズとしてはコンパクトな部類だと思います。

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まずは、今まで使ってきた2世代前のグラボ。MSI GTX970 GAMING 4Gを測ってみます。

長さが27.7cm。重さは862gです。

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対するZOTAC RTX2070 SUPER Twin Fanは長さが26.8cm、重さは1037gです。

サイズはむしろこちらの方がコンパクトですが、重さは175g増えての1㎏超えです。

1.5㎏くらいだと問答無用で支えを使いますが、1㎏と微妙な重量なので支え棒などを導入すべきか迷います。(結局ポチりました。)

導入してみた。

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今までのグラボより小さいくらいですから、何の問題もなく組み込めました。

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電源を入れると青く光りました。

ZOTACのホームページからFireStormというアプリを導入すると、色の変更などが行えます。

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4Kモニターなんですが、立ち上がりは解像度がおかしいです。

とはいえ、しばらく待つと勝手に最適化してくれます。

ちなみにマザーボードはZ370なのですが、グラボ交換に際してはドライバー類は何も触っていません。

旧ドライバーを削除したり、新しくドライバーを入れ直すなどの作業は何もしていませんが、問題なく動作してくれました。

とはいえ、ブログでなんだかんだ書くのであれば、付属のドライバーCDくらい入れてみないとなって思ったんですけど……

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誰がどう見たってドライバーCDが入ってるとしか思えない紙袋の中身は、日本語が無いのでよくわからない説明書?のようなもの。

むかしドライバーCDを添付していた時代の名残だろうか。紛らわしいっす。

DVDドライブ用意したっちゅうねん。

というわけで、ドライバーとアプリはZOTACのホームページでダウンロードできます。

私は……いまのところ導入見合わせようかな。

問題なく動いてるし、MSIアフターバーナーと喧嘩されても困るし。(多分しないと思いますが。)

GPU-Zを見てみる。

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ちゃんと認識されてます。

Boostは1770MHz。ファウンダーズエディションと一緒です。

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ファンはアイドル時にも回っています。

常時、1100RPM前後です。とはいえ、静かですし消費電力が高い訳でもないので問題なしです。

Final Fantasy ベンチマークをまわしてみた。

他のグラボとの比較がしやすいので、FF15のベンチをしてみようかと思います。

CPUがi5-8400ですので、はっきりいって足を引っ張ると思いますが。

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 4K高品質での結果です。4623でやや快適です。FF15って重いですよね。

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i5-8400が足を引っ張っていると思うのですが、RTX2070SUPERの平均値を上回りました。GTX1080Tiの平均値を超えてRTX2080に肉薄しています。

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WQHD高品質での結果です。7807で快適です。

2560×1440のIPSゲーミングモニターって今キテる気がします。

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うん。RTX2070SUPERの平均値はまたもや上回りました。結構余裕ですね。

てことは、RTX2070SUPERユーザーの使用しているCPUの平均性能をi5-8400が上回っているってことなんでしょうか。

TITAN RTX とか、2080Tiとか使ってる人ってCPUも惜しみなく良いものを使ってると思うので、このグラフって上位のグラボとは実力以上の差がついてるのかもしれないですね。

それにしても、ZOTACのグラボなかなかやりますね。

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FHD高品質です。10014とても快適です。

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ボトルネックがあるはずのi5-8400との組み合わせでも、平均的な数値を余裕をもって超えられることが実証できたので、ZOTAC RTX2070SUPER Twin Fan が安価ながらも性能的には引けを取らない、優秀なコスパを誇るグラボだと証明できたと思います。

6万円弱で、前世代の王者1080Tiにベンチによっては勝てるって幸せやん♡

(NVIDIAコントロールパネルの設定を変更しています。)

少し使ってみた感想。

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FF15ベンチマーク中のGPU-Zのキャプチャーです。

GPU Clockは1890~1920MHzあたりでの動作が多かったです。手動OCはしておらず、自然と出た数値です。

GPUの温度はFFベンチ中で74℃を確認。

その後、PUBGをしばらく遊んでみると、MAX78℃を確認しました。

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teihenchannel.hatenablog.com

私のPCケースがコンパクトで熱対策に苦労してきた経緯もあり、そのせいもあるかとは思いますが、冬場に暖房を使わず室温が20℃を切っていたことを考えるとちょっと高いように思います。

今のPCケースで使うことを考えれば、夏場には80℃を越えてしまう場合も出てくると予想されます。

MSI GAMING X TRIO との1万円の差はここらへんかなと思います。

ファンの音は個人的にはわかりませんでした。

アイドル時も回り、もちろん高負荷時にはブン回っていますが、ケースファンをうるさく設定しているせいもあってか音は気になりませんでした。じゃあケースファン止めて検証しろよって話ですが面倒くさいです。ごめんなさい。

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私は普段、PCのすぐそばにワットチェッカーを置いて、ちらちらと消費電力を気にしています。

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GTX970と比べて、アイドル時においては明らかに消費電力が少なくなりました。

10Wくらい減っている印象で、システム全体の消費電力が50W前後になりました。

揺れも少なく安定している感じです。

GTX970搭載時のシステム全体の消費電力はMAXで270Wくらいでした。

対して、RTX2070SUPERに乗せ換えてのMAXは、現状で320Wほどを確認しています。

その差は50Wくらい。

MSI GTX970のTDPは145W。ZOTAC RTX2070SUPERは215W。

その差は70Wですが、ワットチェッカーをチラチラ見ての印象としては、そんなに差を感じません。せいぜい50Wくらいな感じ。

もしかしたら、MSIのグラボがちょっと消費電力が大きかったのかもしれません。

アイドル時の消費電力の減少は、私の場合は電気代に直結しそうです。

Boost Clockは1770MHzであり、ファウンダーズエディションと同じ…と勝手にそう思っていました。

が、実際は先述の通り、1900MHzを勝手に超えていきます。うれしい誤算でした。

手動OCは自己責任。デフォはメーカーの責任…みたいな。(笑)

勝手に評価してみる。

よいところ。

  • 6万円を切る安価で描画性能は負けていないこと。
  • コンパクト(268mm×113mm×38mm)で重量もRTXシリーズにしては軽め。(約1㎏)特に2スロットで収まるのはありがたい。

よくないところ。

  • アイドル時もファンが回転すること。
  • 高負荷時の冷却性能がやや弱いこと。

夏場がちょっと心配ではありますが、性能的には文句なしで良い買い物をしたと思います。

また、先述の通り、楽天ポイントも考慮すると実質45000円という破格値で購入できました。

「龍のマークのついたグラボじゃなきゃヤダー!」みたいな変なこだわりを捨てればお安く手に入れられるもんだなあって今更気づいてしまいました。

とはいえ、RTX3000シリーズを買うのであれば、龍のマークがついたものを買っちゃってると思うんですけど。(笑)