デスクトップPCに熱対策を講じてみる。
PCのエアフローを改善したい。
以前にも紹介したことのある私のPCです。いわゆる自作PCってやつで、ケースはcoolermasterのMasterBox Lite 3.1ってやつです。手頃な価格とルックスとサイズが気に入って愛用しています。
ところが気に入らない点もございまして…それがエアフローの問題なんです。
まず、前面の吸気口が半透明のパネルでほぼ覆われています。そしてデフォの排気はリアファンのみです。天板や側面にも吸排気のスリット等は一切ありませんでした。
そのために、高負荷時には排熱が追い付かず、コンパクトな筐体が激熱になってしまいました。
それを克服するために、天板に穴を開けてファンを増設し、排熱を高めました。
確かにマシにはなりました。5℃くらい下がったかなと感じています。
とはいえ、記録的猛暑の夏場のことでしたので、もう少し下げないと不安だなと感じていました。
画像一枚目がアイドル時のCPU温度です。画像二枚目は同様のマザーボードの状態です。
アイドル時で30℃台後半、MAXが50℃をちょっと超えるくらい。充分許容範囲です。
で、試しにPUBGというゲームをプレイして、一時間ほど負荷をかけてみます。
50℃台で推移。MAXが65℃くらい…あれれ(笑) 思ってたより全然マシですね。涼しくなったからでしょうかね。
グラボもMAXで75℃。う~ん。改善する必要性があるのかどうか。冬場は結露とか、他の心配もありますが。
ところで現在の室温がこんな感じです。気温25℃、湿度59%。
実を申しますと、天板に穴を開ける際に道具を揃えましたので、その道具を使って右側面(アクリルパネルじゃない方)に穴を開けようかと考えていました。
穴を開けると元に戻せない、開けようと思えばいつでも開けられる。ということで、今回はスルーしたいと思います。
とはいえ、このまま終了って訳にはいきませんので…
側面パネルを外し、ネットを張ってエアフローを改善してみる。
ネットなんか張らなくたって、側面を外せばいいだけだろって声が聞こえてきそうですが。(笑) それでは芸がなさすぎるのでネットを張りたいと思います。
ホームセンターで買った園芸用の鉢底ネットです。20cm×30cmサイズってことで2枚合わせると、ほぼジャストサイズになります。
ですので、こちらの結束バンドを使って2枚を貼り合わせたいと思います。ちなみにこれもホームセンターで買ってきたものです。パソコン用のものよりも、ゴツくて切りにくいのでおススメできないですね。両方とも以前からパソコンで使うために買っていたものなので、今回の出費はゼロです。前回使い過ぎちゃいましたしね。
こんな感じで2枚を貼り合わせました。
PCの側面パネルを外しまして…
そこに結束バンドを使ってネットを張っていきます。もちろん中身はほぼ丸見えです。
完成です。こんな感じ。まあないよりはマシでしょ? ホコリはほぼ防げないでしょうけど、虫よけにはなるかな。(笑)
まあ裸同然って感じで。露出狂なパソコンですね。
しつこいですけどないよりはマシでしょ。裸よりはね。
効果を見てみましょう。
さて、見た目は問題じゃありません。エアフローを改善して、各パーツの健康状態を良くしましょうよと。ホコリはまた対策をしていきましょう。
で、とりあえず効果を見ないとね。答えは既に出ているような気もしますが…。
先ほどと同様に、PUBGを一時間ほどやって負荷をかけてみます。もちろん設定等は変えずにやります。
その結果が…
こんな感じ。CPUは4℃くらい下がりましたかね。マザーボードも微妙に下がってます。TMPIN3のMAXが63から58に下がったのが目立ってますね。
グラボもMAX1℃だけですけど下がりました。
正直言うと、何故九月も半ばのこの時期にやっちゃったんだって感じですね。実のところ、夏場は側面外してたんですよ。で、実際はもっと大きな効果を上げていたんです。
今回は微妙ではありますが、効果はありました。窒息ケースにおいて、側面パネルを外すというのは効果があって当然なんですけど。
とはいえ、微妙な差であれば、ホコリが入ってくるデメリットをどう考えるかですよね。
個人的には、夏場は冷却最優先。それ以外の時期は様子を見ながら考えるってところでしょうか。
まあ微妙な結果とはいえ、PCの各パーツにとって高熱は大敵ですので、数度の差も寿命には影響があると思います。
ところで、天板に穴を開けてファンを増設する前のデフォの状態時は、PUBGプレイ時でGPUが80℃、CPUが70℃以上、マザーボードも70℃近かったです。やはりファンを増設した効果は絶大でしたね。そしてケースを触った時の熱さも大きく改善されています。
ということで、結果は大成功ということにしておきましょう。(笑)